二次試験、テイスティングの練習では同じワインを大量に飲むよりも、複数のワインを比較してぶどうの違いを理解することが重要です。
テイスティングを独学で練習するときに大きな問題となるのはボトルのサイズです。750mlのフルボトルを何本も飲みきるのは現実的ではありません。また抜栓してしまうと残ったワインはどんどん劣化していきます。
そこでボトルのワインを抜栓直後に複数の小瓶に詰め替え、できるだけ空気を入れないように保存しておきます。これにより複数日にわけて少しずつテイスティングすることができるようになります。
『ワイン受験.com』で紹介されている方法です。
小瓶の準備
『ワイン受験.com』でおすすめしているのは『C1000』です。コンビニやドラックストアで売っていて、なんどか目にしたり耳にしたことがある清涼飲料水だと思います。この空き瓶を利用します。煮沸消毒などで良く洗い、乾かします。
オロナミンCやリポビタンDなど香りの強い栄養ドリンクの空き瓶はおススメできません。煮沸消毒してもなかなか臭いが取れないようです。
小瓶への詰め替え
ワインを抜栓したらすぐに小瓶に詰め替えます。
この時ポイントとなるのは小瓶のギリギリいっぱいまで入れてください。できるだけ空気を入れないで保存することが重要です。空気に触れさせない=酸化を防ぐことになります。
詰め替えたらしっかり蓋をして冷蔵庫で保存しましょう。低温で保存することで化学変化を防ぐことができます。
メモ用紙にワインの情報を書き、輪ゴムなどで小瓶に添付するとわかりやすいと思います。
C1000の瓶は約160ml入ります。フルボトル1本につきC1000の瓶4本が必要となります。4本に詰め替えるとボトルには約100ml残ります。この残りは中途半端な量なので小瓶に詰め替えず、数時間以内にテイスティングしましょう。
小瓶への詰め替えは直後にテイスティングができる時にした方が良いと思います。間違っても車の運転の前などにしないでくださいね。残った中途半端のワインも有効利用しましょう。
例えばボトル3本をまとめて詰め替えれば、その後3種類各100mlの比較テイスティングが出来ます。
小瓶の容量
C1000の瓶は約160ml入りますが、これでは大きいと感じるようになるかもしれません。アルコールに弱い人が感じるだけで、アルコールの強い人には関係ないと思うかもしれません。普段フルボトルくらい飲み、160mlでは足りないという人も多いと思います。
二次試験対策では比較テイスティングが重要になってきます。練習が進んでくると160mlを3種類よりも50mlを10種類練習したくなってきます。
もっと小さい瓶が良いと思ったら他の小瓶も検討してみてください。
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