受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座

受験のプロに教わるソムリエ試験対策講座ワイン地図帳付き〈2020年度版〉
杉山明日香（著）
ソムリエ試験対策テキストで売上No.1とのことです。
Amazonでもベストセラー1位のようです。
以下、杉山先生の本と省略します。

本書はメインの参考書となります。
これから勉強を始める人には内容をわかりやすくまとめた参考書は必須でしょう。予備知識のある人にも体系的にまとまった本書はおすすめです。
また教本に比べて以下のメリットがあります。

メリット

大きな文字、2色印刷で読みやすい
試験に出そうなところがまとめてある
なんとか毎日持ち歩けるサイズ

5ちゃんねるの『ソムリエ、WE認定試験』スレなどでは、この本では不十分とか間違いがあるなどの書き込みがあります。試験は満点を取る必要はありません。合格ライン7割～8割正解すれば良いのです。全問正解・完璧を目指すならばこの本ではなくて教本で学習しましょう。ただ短期間で効率よく合格するためには何が必要で何を捨てるかを区別する必要があると思います。

毎日持ち歩く

本書は毎日持ち歩きましょう。学習初期段階では知識の吸収を短時間でする必要があります。時間がある時はとにかく読んで出来るだけ早く読破を目指しましょう。
教本ほど大きくはありませんが500ページ超ですのでそれなりの重さはありますが、試験まで頑張って持ち歩いてください。

3回以上回す

一読しただけでは相当な記憶力の人でもなければなかなか覚えられるものではありません。私は試験までに2回半読み込みました。

1回目
500ページの読み込みは想像以上に大変でした。知らない言葉もたくさんあってハードだと思います。当初は2週間で読破するつもりでしたが、結局3週間かかってしまいました。

2回目
想像以上に忘れているものです。とは言え一度読破した本です。読んでいると思いだしてきます。1回目よりもスムーズに読み進めることができました。2回目は少し楽になって2週間で読破できました。

3回目
苦手なところ、知識が曖昧なところを中心に読みました。覚えているところは斜め読みをしてすべては読みませんでした。捨てる部分は読みませんでした。全てを読まなかったので2回半としました。

地図問題が弱い

杉山先生の本はとても良くまとまっていて素晴らしいと思うのですが、あえて悪い点をあげると地図が弱いかなと思いました。地図帳が付属しているのですが、実際に出題されている地図と異なり感覚的に違和感もありました。地図に関しては別本でカバーしても良いかもしれません。

学習計画

読み進めるスピードや回数は試験までの残り日数などで変わると思います。試験までペース配分を調整して計画してください。

知識の確認と定着

学んだ知識の確認と定着のために平行してドットコム問題集を行ないましょう。